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(一社)日本釣用品工業会

原田義昭 環境大臣へ 表敬訪問

~ つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の実績報告 ~

2019年6月20日(木)14:30~15:00於 環境省 環境大臣室

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(一社)日本釣用品工業会 表敬訪問者(敬称略)
左から:副会長 大村一仁、理事 松下和夫(京都府大学名誉教授)、会長 島野容三、顧問 小島忠雄、専務理事 小松智昭、理事 柿沼清英
環境こそが経済の基
 G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合(6月15日~16日:長野県・軽井沢町:参加20か国・招聘6か国・招聘16国際機関)で議長を務め、新たな枠組みを創設した、原田義昭 環境大臣へLOVE BLUE事業の実績報告と今後の環境省との連携の深化のため、(一社)日本釣用品工業会が表敬訪問を行った。
 2019年初となるG20サミット開催まであと8日となったこの日、環境省 原田義昭 環境大臣は、国会会期中で多忙な中にもかかわらず、釣り界全体で取り組む、「つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業」の報告に訪れた一行を、暖かく迎え入れた。
 表敬訪問冒頭、原田大臣より「ようこそいらっしゃいました」との歓待の挨拶があり、これを受けて、島野会長からは「エネルギー・環境関係閣僚会合を終えられたばかりで、G20直前という大変お忙しい中、お時間を頂戴致しましてありがとうございます。」との挨拶のあと、出席メンバーから、釣り界全体で取り組むLOVE BLUE事業について、地球規模で取り組みが進む海洋環境保全活動や、我が国の環境政策との一体性を軸に活動報告がなされた。
 これに対し、原田環境大臣からは、全国各地で細やかに取り組みが進むLOVE BLUE事業への高い評価と共に、『環境こそが経済の基』との考え方が示されるなど、終始和やかで、かつ未来を志向する懇談となった。
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原田義昭 環境大臣

(以下、懇談概要)
原田環境大臣
ようこそいらっしゃいました。
島野会長
エネルギー・環境関係閣僚会合を終えられたばかりで、G20直前という大変お忙しい中、お時間を頂戴致しましてありがとうございます。 私どもは、参加企業258社のみなさまと共に、LOVE BLUE~地球の未来を~とのスローガンのもと、環境活動に力を入れております。 また、(独法)環境再生保全機構・地球環境基金で LOVE BLUE 助成についても微力ながら、環境省にご指導頂きながら取り組みを進めております。
原田環境大臣
このLOVE BLUE事業については、微力どころか大きく貢献していただいています。本当にありがたいですね。
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とても和やかな歓談となりました。

G20環境関係閣僚会合を終えて
原田環境大臣
先週も、軽井沢で環境大臣会合がありまして、20か国の様々な意見を議長国としてしっかりまとめながらひとつの成果となり、安倍総理大臣も喜ばれていました。
島野会長
地球環境保全に向けた各国による新たな枠組みが創設されるなど国際社会としての成果もあったのではと思います。合意形成では大臣は議長として大変なご苦労があったものと受け止めています。
原田環境大臣
ありがとうございます。
LOVE BLUE事業の実績へ高い評価
原田環境大臣
この活動はいつから開始されたのですか。
島野会長
この環境保全の活動は、2013年から開始しまして、すべて自主財源で実施しております。概ね年間2億5000万円位の財源でこの事業を進めています。
原田環境大臣
それは大変な事業規模ですね。釣りの業界は、自然や、特に環境とは・・
島野会長
切っても切れない関係でございますので、やっぱり自分たちが威儀を正して、様々な環境保全活動などを率先して取り組ませていただいています。
原田環境大臣
私の父もフィッシングが好きで、アングリングですよね。昔、地球環境基金のある川崎市に住んでおりました頃、海外からのお客様を、近くの多摩区の釣り堀に案内したことがあり、とても喜ばれた記憶がありますね。
柿沼理事
LOVE BLUE事業ではいくつかの活動をしておりますが、ひとつの柱の事業と致しまして、環境省も推進されている、SDGs14番目の「豊かな海をつくる」ことにも重なる、ダイバーによる水中クリーンアップ活動があります。これは北海道から沖縄まで、地元の自治体等からのご要望を基に、海辺はもとより、あらゆる水辺のクリーンアップ活動をこの7年間実施しており、各地からのご要望も多く、海洋環境保全にもつながっているものと思います。

※SDGs(Sustainable Development Goalsの略):持続可能な開発目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成される、2016~2030までの国際目標
小島顧問
例えば、茨城県涸沼の水中クリーンアップ活動が、2015年のラムサール条約登録湿地につながり、2016年には、環境省主催「2016新春海ゴミサミット」で「業界団体の取り組む海洋環境保全」とのテーマで講演の機会をいただいたり、同年開催の「G7伊勢志摩サミット」の記念行事として水中クリーンアップ活動を三重県鳥羽港で実施、また2018年は第17回世界湖沼会議の一角で、LOVE BLUE事業の活動報告を国内外へ発信させていただけるようにもなって参りました。
小松専務理事
原田大臣、このような活動をご覧になってご印象は如何ですか。
原田環境大臣
きめ細かく、各地で取り組まれていて、本当にありがたいことだと思います。ひとつの業界団体の取り組みとして、ここまでの取り組みはなかなかないと思います。
環境こそが経済の基
大村副会長
原田大臣、私どもも、環境省の方向性に沿った活動を地道にこれからも続けて参りたいと考えておりますので、これからも、引き続き様々な角度からご指導頂けましたらありがたいと思います。
原田環境大臣
こちらこそありがたいことです。ここ7~8年ぐらいは、『環境こそが経済の基』だといわれています。いわゆる環境性をしっかり企業が取り組めば取り組むほど、結局、名前も上がるし、イノベーションもするし、結果的には経済的な基盤になる。ですから『環境対策こそ企業戦略の好循環』ということなんです。海外ではこのような進んだ取り組みをしています。どうぞ宜しくお願いします。
一同
ありがとうございます。引き続き、お世話になりますがどうぞ宜しくお願い申し上げます。
原田環境大臣
こちらこそ引き続きお願いします。ありがとうございます。

以上